【13.子路:第01】
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子路問政。子曰。先之勞之。請益。曰。無倦。
子路政を問う。子曰く、之に先んじ、之を労う。益を請う。曰く、倦むこと無かれ。
子路が政治についてたずねた。先師がこたえられた。――
「人民の先に立ち、人民のために骨折るがいい」
子路は物足りない気がして、いった。
「もう少しお話をお願いいたします」
すると先師はいわれた。――
「あきないでやることだ」(下村湖人『現代訳論語』)
しろまつりごとをとう。しのたまわく、これにさきんじ、これをねぎらう。えきをこう。いわく、うむことなかれ。