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【04.里仁:第13】
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子曰。能以禮讓爲國乎。何有。不能以禮讓爲國。如禮何。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
能
(
よ
)
く
礼譲
(
れいじょう
)
を
以
(
もっ
)
て
国
(
くに
)
を
為
(
おさ
)
めんか、
何
(
なに
)
か
有
(
あ
)
らん。
能
(
よ
)
く
礼譲
(
れいじょう
)
を
以
(
もっ
)
て
国
(
くに
)
を
為
(
おさ
)
めずんば、
礼
(
れい
)
を
如何
(
いかん
)
せん。
先師がいわれた。――
「礼の道にかなった懇切さで国を治めるならば、なんの困難があろう。もし国を治めるのに、そうした懇切さを欠くなら、いったい礼制はなんのためのものか」(下村湖人『現代訳論語』)