《建築の見積形式について》
  建設業は下請け・孫請け形態による現場施工の宿命から原価管理は
 即ち下請け管理であり、下請け業者との価格取り決めが建築全体の工
 事費を決する。下請け・孫請け業者が行う工事をそれぞれ工種と呼び
 工種別に見積金額を提示、積上げたものが工種別見積書である。
 建築士会から発行されている特記仕様書が工種別見積項目の標準であり
 特記仕様書に準じた見積項目での見積書の提出を要求される事が多い。
 即ち建設業界では工種別見積書が主流となっている。
  設計図書には特記仕様書の他に内外仕上げ表があり、外部では屋根、
 外壁、軒裏、開口部、外構・・・等の仕上げが、内部では玄関、廊下、
 居間、寝室、子供室、浴室、洗面・・・等の床、壁、天井の仕上げと
 家具・備品類の仕様が明記されている。この内外仕上げ表に準じて
 屋根、外壁・・・等の部位と、各部屋別の見積金額を提示するのが
 部位・部屋別見積書である。
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