【08.泰伯:第19】

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子曰。大哉。堯之爲君也。巍巍乎。唯天爲大。唯堯則之。蕩蕩乎。民無能名焉。巍巍乎。其有成功也。煥乎。其有文章。
子し曰のたまわく、大だいなるかな、堯ぎょうの君きみたるや。巍巍乎ぎぎことして、唯ただ天てんを大だいなりと為なし、唯ただ堯ぎょうのみ之これに則のっとる。蕩蕩とうとう乎ことして、民たみ能よく名なづくること無なし。巍巍乎ぎぎことして、其それ成功せいこう有あり。煥かん乎ことして、其それ文章ぶんしょう有あり。
先師がいわれた。――
「堯帝の君徳はなんと大きく、なんと荘厳なことであろう。世に真に偉大なものは天のみであるが、ひとり堯帝は天とその偉大さをともにしている。その徳の広大無辺さはなんと形容してよいかわからない。人はただその功業の荘厳さと文物制度の燦然さんぜんたるとに眼を見はるのみである」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、だいなるかな、ぎょうのきみたるや。ぎぎことして、ただてんをだいなりとなし、ただぎょうのみこれにのっとる。とうとうことして、たみよくなづくることなし。ぎぎことして、それせいこうあり。かんことして、それぶんしょうあり。