【06.雍也:第04】
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子謂仲弓曰。犂牛之子。騂且角。雖欲勿用。山川其舎諸。
子、仲弓を謂いて曰く、犂牛の子も、騂くして且つ角あらば、用うること勿からんと欲すと雖も、山川其れ諸を舎てんや。
先師は仲弓のことについて、こんなことをいわれた。――
「まだら牛の生んだ子でも、毛が赤くて、角が見事でさえあれば、神前に供えられる資格は十分だ。人がそれを用いまいとしても、山川の神々が決して捨ててはおかれないだろう」(下村湖人『現代訳論語』)
し、ちゅうきゅうをいいてのたまわく、りぎゅうのこも、あかくしてかつつのあらば、もちうることなからんとほっすといえども、さんせんそれこれをすてんや。