【05.公冶長:第03】
◀Back Next▶
子貢問曰。賜也何如。子曰。女器也。曰。何器也。曰。瑚璉也。
子貢、問いて曰く、賜や何如。子曰く、女は器なり。曰く、何の器ぞや。曰く、瑚連なり。
先師が人物評をやっておられると、子貢がたずねた。
「私はいかがでございましょう」
先師がこたえられた。――
「おまえは見事な器だね」
子貢がかさねてたずねた。――
「どんな器でございましょう」
先師がこたえられた。――
「瑚連だ」(下村湖人『現代訳論語』)
しこう、といていわく、しやいかん。しのたまわく、なんじはきなり。いわく、なんのきぞや。いわく、これんなり。