【05.公冶長:第03】

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子貢問曰。賜也何如。子曰。女器也。曰。何器也。曰。瑚璉也。
こういていわく、何如いかんのたまわく、なんじなり。いわく、なんぞや。いわく、れんなり。
先師が人物評をやっておられると、子貢がたずねた。
「私はいかがでございましょう」
先師がこたえられた。――
「おまえは見事なうつわだね」
子貢がかさねてたずねた。――
「どんな器でございましょう」
先師がこたえられた。――
れんだ」(下村湖人『現代訳論語』)
しこう、といていわく、しやいかん。しのたまわく、なんじはきなり。いわく、なんのきぞや。いわく、これんなり。