◀前
【19.子張:第21】
次▶
子貢曰。君子之過也。如日月之食焉。過也人皆見之。更也人皆仰之。
子
(
し
)
貢
(
こう
)
曰
(
いわ
)
く、
君
(
くん
)
子
(
し
)
の
過
(
あやま
)
ちや、
日月
(
じつげつ
)
の
食
(
しょく
)
のごとし。
過
(
あやま
)
つや
人
(
ひと
)
皆
(
みな
)
之
(
これ
)
を
見
(
み
)
る。
更
(
あらた
)
むるや
人
(
ひと
)
皆
(
みな
)
之
(
これ
)
を
仰
(
あお
)
ぐ。
子貢がいった。――
「君子の過ちは日蝕や月蝕のようなものである。過ちがあると、すべての人がそのかげりを見るし、過ちを改めると、すべての人がその光を仰ぐのだから」(下村湖人『現代訳論語』)