◀前 【16.季氏:第14】 次▶邦君之妻。君稱之曰夫人。夫人自稱曰小童。邦人稱之曰君夫人。稱諸異邦。曰寡小君。異邦人稱之。亦曰君夫人。
邦君の妻、君之を称して夫人と曰い、夫人自ら称して小童と曰う。邦人之を称して君夫人と曰う。諸を異邦に称して、寡小君と曰う。異邦の人之を称して、亦た君夫人と曰う。
国君の妻は、国君が呼ぶ時には「夫人」といい、夫人みずから呼ぶ時には「小童」といい、国内の人が呼ぶ時には「君夫人」といい、外国に対しては「寡小君」といい、外国の人が呼ぶ時にはやはり「君夫人」という。(下村湖人『現代訳論語』)