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子曰。無爲而治者。其舜也與。夫何爲哉。恭己正南面而已矣。
のたまわく、無為むいにしておさむるものは、しゅんか。なにをかすや。おのれうやうやしくし、ただしく南面なんめんするのみ。
先師がいわれた。――
「無為にして天下を治めることができたのは、舜であろう。舜は何をしたか。ただうやうやしい態度で、正しく南面していただけである」(下村湖人『現代訳論語』)