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【14.憲問:第32】
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子曰。不患人之不己知。患其不能也。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
人
(
ひと
)
の
己
(
おのれ
)
を
知
(
し
)
らざるを
患
(
うれ
)
えず。
其
(
そ
)
の
不
(
ふ
)
能
(
のう
)
を
患
(
うれ
)
うるなり。
先師がいわれた。――
「人が自分を認めてくれないのを気にかけることはない。自分にそれだけの能力がないのを気にかけるがいい」(下村湖人『現代訳論語』)