◀前
【12.顔淵:第23】
次▶
子貢問友。子曰。忠告而善道之。不可則止。毋自辱焉。
子
(
し
)
貢
(
こう
)
友
(
とも
)
を
問
(
と
)
う。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
忠
(
ちゅう
)
告
(
こく
)
して
之
(
これ
)
を
善道
(
ぜんどう
)
し、
不可
(
ふか
)
なれば
則
(
すなわ
)
ち
止
(
や
)
む。
自
(
みずか
)
ら
辱
(
はずかし
)
めらるること
毋
(
な
)
かれ。
子貢が交友の道をたずねた。先師はこたえられた。――
「真心こめて忠告しあい、善導しあうのが友人の道だ。しかし、忠告善導が駄目だったら、やめるがいい。無理をして自分を辱しめるような
破目
(
はめ
)
になってはならない」(下村湖人『現代訳論語』)