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【11.先進:第16】
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季氏富於周公。而求也爲之聚斂而附益之。子曰。非吾徒也。小子鳴鼓而攻之可也。
季氏
(
きし
)
、
周
(
しゅう
)
公
(
こう
)
よりも
富
(
と
)
めり。
而
(
しこう
)
して
求
(
きゅう
)
や
之
(
これ
)
が
為
(
ため
)
に
聚斂
(
しゅうれん
)
して
之
(
これ
)
に
附益
(
ふえき
)
す。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
吾
(
わ
)
が
徒
(
と
)
に
非
(
あら
)
ざるなり。
小
(
しょう
)
子
(
し
)
鼓
(
こ
)
を
鳴
(
な
)
らして
之
(
これ
)
を
攻
(
せ
)
めて
可
(
か
)
なり。
先師がいわれた。――
「季氏は周公以上に富んでいる。しかるに、季氏の執事となった
求
(
きゅう
)
は、主人の意を迎え、租税を過酷に取り立てて、その富をふやしてやっている。彼はわれわれの仲間ではない。諸君は鼓を鳴らして彼を責めてもいいのだ」(下村湖人『現代訳論語』)