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子曰。由之瑟。奚爲於丘之門。門人不敬子路。子曰。由也升堂矣。未入於室也。
のたまわく、ゆうしつなんれぞきゅうもんいてせんと。門人もんじん子路しろけいせず。のたまわく、ゆうどうのぼれり。いましつらざるなり。
先師がいわれた。――
ゆうしつは、私の家では弾いてもらいたくないな」
それをきいた門人たちは、とかく子路を軽んずる風があった。すると、先師はいわれた。――
「由はすでに堂にのぼっている。まだ室に入らないだけのことだ」(下村湖人『現代訳論語』)