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【10.郷党:第15】
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朋友死。無所歸。曰。於我殯。朋友之饋。雖車馬。非祭肉不拜。
朋友
(
ほうゆう
)
死
(
し
)
して、
帰
(
き
)
する
所
(
ところ
)
無
(
な
)
ければ、
曰
(
いわ
)
く、
我
(
われ
)
に
於
(
お
)
いて
殯
(
ひん
)
せよと。
朋友
(
ほうゆう
)
の
饋
(
おくりもの
)
は、
車
(
しゃ
)
馬
(
ば
)
と
雖
(
いえど
)
も、
祭肉
(
さいにく
)
に
非
(
あら
)
ざれば
拝
(
はい
)
せず。
先生は、友人が死んで遺骸の引取り手がないと、「私のうちで仮入棺をさせよう」といわれる。
先生は、友人からの贈物だと、それが車馬のような高価なものでも、拝して受けられることはない。ただ拝して受けられるのは、祭の供物にした肉の場合だけである。(下村湖人『現代訳論語』)