◀前 【10.郷党:第12】 次▶
廐焚。子退朝。曰。傷人乎。不問馬。
うまやけたり。ちょうより退しりぞく。いわく、ひとそこなえるかと。うまわず。
先生の馬屋が焼けた。朝廷からお帰りになった先生は人にけがはなかったか、と問われたきり、馬のことは問われなかった。(下村湖人『現代訳論語』)