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子謂顔淵曰。惜乎。吾見其進也。未見其止也。
顔淵がんえんいていわく、しいかな。われすすむをたるも、いまとどまるをざりき。
先師が顔淵のことをこういわれた。――
「惜しい人物だった。私は彼が進んでいるところは見たが、彼が止まっているところを見たことがなかったのだ」(下村湖人『現代訳論語』)