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子曰。師摯之始。關雎之亂。洋洋乎。盈耳哉。
のたまわく、師摯ししはじめ、関雎かんしょおわりは、洋洋ようようとしてみみてるかな。
先師がいわれた。――
「楽師のがはじめて演奏した時にきいた関雎かんしょの終曲は、洋々として耳にみちあふれる感があったのだが――」(下村湖人『現代訳論語』)