◀前
【08.泰伯:第15】
次▶
子曰。師摯之始。關雎之亂。洋洋乎。盈耳哉。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
師摯
(
しし
)
の
始
(
はじ
)
め、
関雎
(
かんしょ
)
の
乱
(
おわ
)
りは、
洋洋
(
ようよう
)
乎
(
こ
)
として
耳
(
みみ
)
に
盈
(
み
)
てるかな。
先師がいわれた。――
「楽師の
摯
(
し
)
がはじめて演奏した時にきいた
関雎
(
かんしょ
)
の終曲は、洋々として耳にみちあふれる感があったのだが――」(下村湖人『現代訳論語』)