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【08.泰伯:第11】
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子曰。如有周公之才之美。使驕且吝。其餘不足觀也已。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
如
(
も
)
し
周
(
しゅう
)
公
(
こう
)
の
才
(
さい
)
の
美
(
び
)
有
(
あ
)
るも、
驕
(
おご
)
り
且
(
か
)
つ
吝
(
やぶさ
)
かならしめば、
其
(
そ
)
の
余
(
よ
)
は
観
(
み
)
るに
足
(
た
)
らざるのみ。
先師がいわれた。――
「かりに周公ほどの
完璧
(
かんぺき
)
な才能がそなわっていても、その才能にほこり、他人の長所を認めないような人であるならば、もう見どころのない人物だ」(下村湖人『現代訳論語』)