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【07.述而:第19】
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子曰。我非生而知之者。好古敏以求之者也。
子
(
し
)
曰
(
のたまわ
)
く、
我
(
われ
)
は
生
(
う
)
まれながらにして
之
(
これ
)
を
知
(
し
)
る
者
(
もの
)
に
非
(
あら
)
ず。
古
(
いにしえ
)
を
好
(
この
)
み、
敏
(
びん
)
にして
以
(
もっ
)
て
之
(
これ
)
を
求
(
もと
)
めし
者
(
もの
)
なり。
先師がいわれた。――
「私は生れながらにして人倫の道を知っている者ではない。古聖の道を好み、汲々としてその探求をつづけているまでのことだ」(下村湖人『現代訳論語』)