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子曰。誰能出不由戸。何莫由斯道也。
のたまわく、たれずるにらざらん。なんみちることきや。
先師がいわれた。――
「外に出るのに戸口を通らないものはない。しかるに、どうして人々は、人間が世に出るのに必ず通らなければならないこの道を通ろうとしないだろう」(下村湖人『現代訳論語』)