◀前 【06.雍也:第07】 次▶季氏使閔子騫爲費宰。閔子騫曰。善爲我辭焉。如有復我者。則吾必在汶上矣。
季氏、閔子騫をして費の宰たらしめんとす。閔子騫曰く、善く我が為に辞せよ。如し我を復びする者有らば、則ち吾は必ず汶の上に在らん。
魯の大夫季氏が閔子騫を費の代官に任用したいと思って、使者をやった。すると、閔子騫は、その使者にいった。――
「どうか私にかわってよろしくお断り申しあげて下さい。もしふたたび私をお召しになるようなことがあれば、私はきっと汶水のほとりにかくれるでございましょう」(下村湖人『現代訳論語』)