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子謂仲弓曰。犂牛之子。騂且角。雖欲勿用。山川其舎諸。
仲弓ちゅうきゅういてのたまわく、ぎゅうも、あかくしてつのあらば、もちうることからんとほっすといえども、山川さんせんこれてんや。
先師は仲弓のことについて、こんなことをいわれた。――
「まだら牛の生んだ子でも、毛が赤くて、角が見事でさえあれば、神前に供えられる資格は十分だ。人がそれを用いまいとしても、山川の神々が決して捨ててはおかれないだろう」(下村湖人『現代訳論語』)