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子曰。道千乘之國。敬事而信。節用而愛人。使民以時。
のたまわく、せんじょうくにおさむるには、ことつつしみてしんあり、ようせっしてひとあいし、たみ使つかうにときもってす。
先師がいわれた。――
せんじょうの国を治める秘訣が三つある。すなわち、国政の一つ一つとまじめに取組んで民の信を得ること、できるだけ国費を節約して民を愛すること、そして、民に労役を課する場合には、農事の妨げにならない季節を選ぶこと、これである」(下村湖人『現代訳論語』)