【論語について】
『論語』とはこう(B.C.552~B.C.479 春秋時代末期の思想家・教育者・政治家)とその弟子の会話を記した書物で、全20篇・499章の1万3千字程度の本です。量的には決して大著ではありませんが、あまりに昔の本で、かつ背景のよくわからない短い文章なので注釈なしには読めません。ここでは下村湖人『現代訳論語』によって論語を楽しく読めるように工夫(検索可能)しました。

 下村湖人(しもむらこじん) 1884年佐賀県生まれ。作家、社会教育家。本名虎六郎。 東京帝国大学文学部卒。大学時代には「帝国文学」の編集委員として文学評論に活躍。 のち台北高等学校校長となったが、1931年職を辞して上京、大日本青年団講習所長として青少年教育に従事。 1937年ごろからはもっばら文筆と講演の生活に専念した。1955年没。 主著に『次郎物語』『現代訳論語』『論語物語』『敦育的反省』他多数。

 湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二干年以上も経た『論語』の章句を自由白在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書『論語物語』で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。 孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。孔子はすぐれた教育者であった。 教育乱脈の今日の日本にとって、本書は万人必読の書である。(永杉喜輔氏「まえがき」より)