【08.泰伯:第01】

◀Back     Next▶        
子曰。泰伯其可謂至徳也已矣。三以天下讓。民無得而稱焉。
子し曰のたまわく、泰伯たいはくは其それ至し徳とくと謂いうべきのみ。三みたび天てん下かを以もって譲ゆずり、民たみ得えて称しょうする無なし。
先師がいわれた。――
「泰伯たいはくこそは至徳の人というべきであろう。固辞して位をつがず、三たび天下を譲ったが、人民にはそうした事実をさえ知らせなかった」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、たいはくはそれしとくというべきのみ。みたびてんかをもってゆずり、たみえてしょうするなし。