【03.八佾:第17】
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子貢欲去告朔之餼羊。子曰。賜也。爾愛其羊。我愛其禮。
子貢、告朔の餼羊を去らんと欲す。子曰く、賜や、爾は其の羊を愛む、我は其の礼を愛む。
子貢が、告朔の礼に餼羊をお供えするのはむだだといって、これを廃止することを希望した。すると先師はいわれた。――
「賜よ、おまえは羊が惜しいのか。私は礼がすたれるのが惜しい」(下村湖人『現代訳論語』)
しこう、こくさくのきようをさらんとほっす。しのたまわく、しや、なんじはそのひつじをおしむ、われはそのれいをおしむ。