【03.八佾:第15】

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子入太廟。毎事問。或曰。孰謂鄹人之子知禮乎。入太廟。毎事問。子聞之曰。是禮也。
たいびょうりて、事毎ことごとう。あるひといわく、たれ鄹人すうひとを、れいるとうや。たいびょうりて事毎ことごとう。これきてのたまわく、れいなり。
先師が大廟に入って祭典の任に当られた時、事ごとに係の人に質問された。それをある人があざけっていった。
「あのすうの田舎者のせがれが、礼に通じているなどとは、いったいだれがいいだしたことなのだ。大廟にはいって事ごとに質問しているではないか」
先師はこれをきかれて、いわれた。――
「慎重にきくのが礼なのだ」(下村湖人『現代訳論語』)
し、たいびょうにいりて、ことごとにとう。あるひといわく、たれかすうひとのこを、れいをしるというや。たいびょうにいりてことごとにとう。しこれをききてのたまわく、これれいなり。