【03.八佾:第13】

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王孫賈問曰。與其媚於奧。寧媚於竈。何謂也。子曰。不然。獲罪於天。無所禱也。
おうそんいていわく、おうびんよりは、むしそうびよ、とはなんいいぞや。のたまわく、しからず、つみてんれば、いのところきなり。
おうそんが先師にたずねた。――
おくの神様にこびるよりは、むしろかまどの神様にこびよ、ということわざがございますが、どうお考えになりますか」
先師がこたえられた。――
「いけませぬ。大切なことは罪を天に得ないように心がけることです。罪を天に得たら、どんな神様に祈っても甲斐がありませぬ」(下村湖人『現代訳論語』)
おうそんか、といていわく、そのおうにこびんよりは、むしろそうにこびよ、とはなんのいいぞや。しのたまわく、しからず、つみをてんにうれば、いのるところなきなり。