【03.八佾:第07】
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子曰。君子無所爭。必也射乎。揖讓而升下。而飮。其爭也君子。
子曰く、君子は争う所無し。必ずや射か。揖譲して升下し、而して飲ましむ。其の争いや君子なり。
先師がいわれた。――
「君子は争わない。争うとすれば弓の競射ぐらいなものであろう。それもゆずりあって射場にのぼり、勝負がすむと射場を下って仲よく酒をのむ。争うにしても君子らしく争うのだ」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、くんしはあらそうところなし。かならずやしゃか。ゆうじょうしてしょうかし、しこうしてのましむ。そのあらそいやくんしなり。