【03.八佾:第04】
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林放問禮之本。子曰。大哉問。禮與其奢也寧儉。喪與其易也寧戚。
林放、礼の本を問う。子曰く、大なるかな問いや。礼は其の奢らんよりは寧ろ倹せよ。喪は其の易めんよりは寧ろ戚め。
林放が礼の根本義をたずねた。先師がこたえられた。――
「大事な質問だ。吉礼は、ぜいたくに金をかけるよりも、つまし過ぎる方がいい。凶礼は手落ちがないことよりも、深い悲しみの情があらわれている方がよい」(下村湖人『現代訳論語』)
りんぽう、れいのもとをとう。しのたまわく、だいなるかなといや。れいはそのおごらんよりはむしろけんせよ。そうはそのおさめんよりはむしろいため。