【02.為政:第03】

◀Back     Next▶        
子曰。道之以政。齊之以刑。民免而無恥。道之以徳。齊之以禮。有恥且格。
子し曰のたまわく、之これを道みちびくに政まつりごとを以もってし、之これを斉ととのうるに刑けいを以もってすれば、民たみ免まぬがれて恥はじ無なし。之これを道みちびくに徳とくを以もってし、之これを斉ととのうるに礼れいを以もってすれば、恥はじ有ありて且かつ格ただし。
先師がいわれた。――
「法律制度だけで民を導き、刑罰だけで秩序を維持しようとすると、民はただそれらの法網をくぐることだけに心を用い、幸にして免れさえすれば、それで少しも恥じるところがない。これに反して、徳をもって民を導き、礼によって秩序を保つようにすれば、民は恥を知り、みずから進んで善を行なうようになるものである」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、これをみちびくにまつりごとをもってし、これをととのうるにけいをもってすれば、たみまぬがれてはじなし。これをみちびくにとくをもってし、これをととのうるにれいをもってすれば、はじありてかつただし。