低公害車一堂に 渋谷でフェア
太陽電池を搭載した車両も展示
大気汚染の改善や地球温暖化防止に役立つ低公害軍を一堂に集めた「'98低公害車フェア」(環境庁、東京都など主催)が23日、東京都渋谷区の代々木公園で始まった。
過去最大規模の79車種、107台が展示され、家族連れなどが試乗した。
今年は、電気自動車や天然ガス車に加え、電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッド車であるトヨタ自動車の「プリウス」、一酸化炭素や窒素酸化物の排出量を10分の1に削減した本田技研工業のガソリン車が初登場した。
200キロ以上走行可能な電気自動車も登場し、基本性能は一般車並みになった。
国は2000年までに30万台の低公害車を普及させる目標を掲げるが、昨年度末の普及台数は9000台足らず。環境庁は「ここ数年が正念場」と話している。
24日まで。入場無料。【鴨志田公男】
《出典》毎日新聞 (10/05/24) 前頁  次頁